中世から近代までのコンパクト西洋音楽史です。
西欧:神聖ローマ帝国、十字軍、中国:宋〜元、日本:平安〜鎌倉
グレゴリオ聖歌に代表される単旋律聖歌が出発点
対旋律をつけ、だんだん多声音楽に。
12世紀中頃〜13世紀末に多声音楽顕著に発展 アルス・アンティクア(古芸術)の時代と呼ばれる。
14世紀は封建制が崩壊し、都市中産階級が勃興した中世終焉の時代。 この時代の音楽はアルス・ノヴァ(新芸術)と呼ばれた。
封建君主の宮廷から社会の底辺まで様々な種類の吟遊楽人が活躍。今で言うシンガー・ソングライター。
15世紀前半は3声ポリフォニーがポピュラー ジョン・ダンスタブルに代表される英国の作曲家と ギヨーム・デュファイに代表されるブルグンド楽派が活躍
15世紀後半は4声ポリフォニーが人気 ジョスカン・デ・プレなどフランドル楽派の技法が支配的に
ルネサンスは頂点に。ラッソに代表されるフランドル楽派の技法が主流で、高度なミサ曲を発達させたが、パレストリーナのローマ楽派をはじめ他地域の楽派も活躍
一方で宗教改革運動が発生。 音楽家でもあったルターは会衆一同の歌唱を重視して 賛美歌(コラール)というジャンルを創出
イタリアのカンツォーナ、マドリガルに始まり、ヨーロッパ各国で多くの世俗歌曲が書かれた。
まだ声楽主体だが、器楽も発達。 ヴァイオリンの先祖ヴィオル、リュート、鍵盤楽器クラヴィコードなども揃う。
長調短調という近代的調性が現れた。 基本は多声音楽ながら 低音で楽器がコード感を作る「通奏低音」 その上に高音のメロディーが乗るスタイル 器楽と声、合唱と独唱などが交代する協奏風様式 が多いなどの特徴がある。
ヘンデルとバッハが最も有名
オペラが16世紀末〜17世紀初頭のイタリアで誕生
音楽史上初めて器楽(インストルメンタル)が声楽に匹敵する質と量になった
多声音楽からメインメロディーのはっきりした音楽に移行
ハイドン、グルック、モーツァルト、ベートーベンの4人の偉大な作曲家の時代
器楽ではソナタ形式が発達 交響曲(シンフォニー)という形式が生まれた バロック時代から引き継がれて発達した協奏曲(コンチェルト)や 室内楽も盛んになった
古典派とまたがっているベートーベンのほか、 普通の人が想起するクラシック音楽の作曲家の過半数が この時代に属する。 シューベルト,メンデルスゾーン,シューマン,リスト,ワーグナー、ブルックナー,マーラー,ショパン,ムソルグスキー,チャイコフスキーなど。 美術界では印象派などが生まれ、芸術は豊穣な時代だった。
ロマン派の作曲家ドビュッシーらの印象主義、ストラビンスキーらの新古典派主義など、新しい響きの音楽が現れた。
表現主義とも呼ばれたシェーンベルクら一派は12音を平等に扱って調性を否定する12音主義音楽を創作した。
その後、さまざまな実験が行われ、「現代音楽」と呼ばれる一般聴衆にはあまり聞かれないジャンルが成立していった。